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by beta-endorphin
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24の瞳

1928年から1946年までの香川県小豆島を舞台に、赴任したばかりの若い女性教師と、その年に小学校に入学した12人の児童のふれあいを軸に、日本の昭和戦前期の歴史の動向とを含めた作品である。

1954年に映画化。
これもミズーリ大学の日本文化の講義でとりあげられている作品だが、家人は延々とつまらない映画を見せられたと文句をいっていたが、なかなかの名作である。

作品評は苦手なので以下抜粋。

教師は、沢山の子の成長に立ち会える、貧乏だったり、裕福だったり、それぞれの夢を追ったり、家庭の事情で夢を諦めなくてはならなかったり、人生途中で死んでしまったり。小さな子ども達の成長や悩みに介在すると言う意味では、ある意味親と子の関係、しかし、やはり先生と教え子という他人の関係ゆえ、先生ができる事、してあげられることも限られている。そして戦争と言う状況下では、沢山の教え子の死に向き合わねばならない。二十四の澄んだ瞳の輝きを濁らせたくないという思いと、一方でどうにもならない他人の人生。この映画はどうにもならない他人の人生に、関われること、成長に立ち会えることの素晴らしさを教えてくれます。是非いろいろな人に見ていただきたい映画です。

反戦映画という評が多いが、それがこの映画の本質ではないという気がする。
by beta-endorphin | 2009-05-03 11:19 | Movies I watched